山登り
抗ガン剤の治療中に、ふと、治療と登山て似てるなと思ったことがある
登り始めた山は、最後まで登り切らなければ、そこからの景色を知ることはできない
1クール目の点滴を入れたときから
治療の山登りが始まって
辛い時もあったけど
何度も立ち止まったけど
ただ頂上を目指して
1歩ずつ1歩ずつ
頂上が見えてきた時
後ひと頑張りできる!と思った
そして、6クールを終えた時
その達成感と充実感で目の前がパーっと開けた
いつか山を登ってみたい
そう思うようになった
6ヶ月の治療で失った体力
6ヶ月ゆっくりしたから戻ったはず!
息子に付き添いをお願いして(イヤイヤだけど)
小さな山を登ってみた
本当に小さな山だったけど
登山というよりハイキングだったけど
息も上がるし、足も前に進まないし、何度も休んだけど、絶対に登りたい!と言う気力
そして、付いてきてくれた息子への意地で
登りきりました😄
やっぱり登ってよかった
景色ももちろん良かったけど
なんていうか
やろうと決めたことが出来たことが嬉しかった😊
下りは、心から楽しかった〜
手が浮腫んでしまったけど、あとは全然大丈夫
小さな挑戦
またやってみたい😊
少し分かってきたかな
治療が終わって、半年
1日の過ごし方が少しずつ分かってきたかな
治療中は治療に専念
それが終わって、ただ喜んでいたけど
ふと、再発や転移の恐怖に襲われたり
病気が分かる前とは人生が全然違うことに気付いたり
周りは進んだ時間も自分にとっては進んでいなかったことを実感して
置いていかれてるような
孤独を感じたりもした
更年期の気分のムラもあって
1日をどう過ごしたらいいのか
何もしないで過ごすことで落ち込んだり
楽しかった次の日の虚脱感とか
訳の分からない感情にすごく戸惑っていた
楽しみを無理に探そうとしていた
楽しみはあった方がいいけど
そればっかり追ってると
それは自分への楽しみの押し売りかもしれない
毎日をいつも通り過ごすことも
悪くないと少しずつ思えるように😌
1人じゃない
不思議なご縁があって
1人じゃない!って思えるようになった
弱音や本音を言えたら
それも病気と向き合っていることだと思う
1人で頑張るより
一緒の方が心強い☺️
手術から1年
1年前の今日は
麻酔の中で、何の記憶もない1日
手術の前
生きるということも
死ぬかもしれないということも
考えようとしたけど
ちゃんと考えることはできなかった
本当に病気に向き合っていなかった
だから、泣くこともなかったし
悲しむこともなかった
ただ手術の日を迎えて
麻酔の中に沈んだ
目が覚めてからは限られた自分にできることをするだけ
病気のことよりも
息子の大会を観に行きたい!
ばかり考えていた
本当に病気と向き合うことから逃げていたのかもしれない
けど、それでも今がある
どう向き合うのか、どう過ごすのか、どう乗り越えるのか
自分の心でしか分からないこと
後悔することがあるとしたら
病気になるより前のことの方がずっと多い
時間は戻らないし
やり直しもできない
手術から1年の月日が経った
手術の前の自分に戻れることもない
それまでの人生とは違う1年だったな
帽子
抗ガン剤終了から約半年
髪の毛は、3センチくらい
所々で長さが違うのからみっともないんだけど
帽子だけを被ってみた
もみあげと裾が少し見えるくらい
ストール巻いて
どうかなー
家族は、帽子取らなきゃいける!
買い物して、帰りに近所の人に会った
男の人かと思ったー🤣
やっぱりね😅
坊主に麦わらカンカン帽にストール
そう見えるよね😂
ちゃんとウィッグ被ろう😌