漿液性腺がん 子宮体癌からの今 すみれの記憶帳

子宮体癌、漿液性腺がんになりました。手術、化学療法を終え、今までとは違う人生を生きています!

病室へ

ICUの中では時間が分からない

吐き気もだいぶ治まったけどムカムカは続いている

 

婦人科の個室が空いたので、そちらに移動しますね

 

やったー!よかったー!

やっと朝が来た気がした

 

胸のカテーテルから、奥に届く痛み止めを入れてくれた

傷の痛みは、ほとんど感じない

吐き気の方が強過ぎて…

ベットの頭を少し起こして、足も上げてもらうと体勢が楽になった

 

10時になって、病棟の看護師さんが迎えに来てくれた

 

ベットごと部屋に移動

山の向こうに大好きな街

大きな窓から見える景色はやっぱり心強い

 

部屋に戻る時には

左手の点滴、尿の管、お腹のドレンだけになっていた

 

歩いた方が、血栓の防止にもなるし

内臓の動きも戻りやすい

 

看護師さんはみんなそう教えてくれた

 

なんか歩ける気がする

今なら

歩いてみようかな

 

看護師さんも 賛成!

 

旦那がきた

 

まだ歩かなくていいでしょ

昨日切ったんだよ!

 

いや、歩くよ

 

頭がクラクラするから、ベットを起こして一呼吸

足を下ろして一呼吸

少し立ってみた

大丈夫

いける

部屋を1周できた

 

看護師さん

すごい!すごい!やったー!

 

喜ばれると嬉しくなる

喜んでくれることが力になったと思う

看護師さん、ありがとう

 

家族もきて、顔色のいい、私をみて安心

昨日はやっぱり心配したらしい

手術の時間も長くて、待ってるのは辛かったって

その後、吐いてる姿しか見てないから

 

途中、診察に呼ばれた

歩いて…

 

歩けますねー

尿の管も抜きましょう

 

これで、トイレには歩いて行かなきゃいけなくなった(笑)

 

安心した家族をみて私も安心

 

傷の痛みもほとんどなく

念願の個室でノンビリできた