手術から1年
1年前の今日は
麻酔の中で、何の記憶もない1日
手術の前
生きるということも
死ぬかもしれないということも
考えようとしたけど
ちゃんと考えることはできなかった
本当に病気に向き合っていなかった
だから、泣くこともなかったし
悲しむこともなかった
ただ手術の日を迎えて
麻酔の中に沈んだ
目が覚めてからは限られた自分にできることをするだけ
病気のことよりも
息子の大会を観に行きたい!
ばかり考えていた
本当に病気と向き合うことから逃げていたのかもしれない
けど、それでも今がある
どう向き合うのか、どう過ごすのか、どう乗り越えるのか
自分の心でしか分からないこと
後悔することがあるとしたら
病気になるより前のことの方がずっと多い
時間は戻らないし
やり直しもできない
手術から1年の月日が経った
手術の前の自分に戻れることもない
それまでの人生とは違う1年だったな