漿液性腺がん 子宮体癌からの今 すみれの記憶帳

子宮体癌、漿液性腺がんになりました。手術、化学療法を終え、今までとは違う人生を生きています!

手術から1年

1年前の今日は

麻酔の中で、何の記憶もない1日

手術の前

生きるということも

死ぬかもしれないということも

考えようとしたけど

ちゃんと考えることはできなかった

本当に病気に向き合っていなかった

だから、泣くこともなかったし

悲しむこともなかった

ただ手術の日を迎えて

麻酔の中に沈んだ

目が覚めてからは限られた自分にできることをするだけ

病気のことよりも

息子の大会を観に行きたい!

ばかり考えていた

本当に病気と向き合うことから逃げていたのかもしれない

けど、それでも今がある

どう向き合うのか、どう過ごすのか、どう乗り越えるのか

自分の心でしか分からないこと

後悔することがあるとしたら

病気になるより前のことの方がずっと多い

時間は戻らないし

やり直しもできない

手術から1年の月日が経った

手術の前の自分に戻れることもない

それまでの人生とは違う1年だったな