漿液性腺がん 子宮体癌からの今 すみれの記憶帳

子宮体癌、漿液性腺がんになりました。手術、化学療法を終え、今までとは違う人生を生きています!

手術

不思議と恐怖心はない

とりあえずこれで1歩

これしかない

前に進むためにはこれしかない

 

朝から浣腸 なかなかうまくできなかった

弾性ストッキング着用

8時20分 看護師さんが迎えに来てくれた

 

手術室の前で、旦那とお別れ

頑張って

私は寝てるだけー

何度そんな会話したかな

 

キャップを被って

パジャマを脱いで

自分で手術台に横になる

 

よろしくお願いします

先生が来て

 

先生が頑張ってくれるんですか?

 

はい、1人じゃないですけどね

 

点滴から腕がジンジンしてきて

麻酔に負けないように必死に目を開けていた

少し夢を見た気がする

 

名前を呼ばれて目を開けた

 

今夕方の4時です

無事終わりましたからねー

 

挿管の管が抜かれた

 

きもちわるい…

 

そのままICUに移動

吐き気がすごい

家族が来たけど、うつろな目でゲーゲーしてるのをみてかなり心配になったらしい

 

両腕に点滴、心電図、鼻から酸素、胸にカテーテル、お腹にドレン、尿に管、足はエアポンプ、手にはナースコールを握らされて

全く身動きできない

 

吐き気がひどく

顔の横に洗面器を置いてもらって、何度も胃液をもどした

その度に氷水でうがいさせてくれるのが気持ちよかった

意識はあるけど、ぼーっとしている

時々体の向きを変えられる

その度に吐き気

 

吐き気が酷すぎて、点滴からの痛み止めは外された

 

看護師さんは感動するくらい良く看て頂いた

明るくて優しくてテキパキして

感謝しかないです

 

でもICU

何時かも分からない

機械しかない

時間が早く過ぎて欲しい

早く明日になって欲しい

少しでもこの状況から良くなって欲しい

 

かなりツライ夜でした